突然ですが、人に嫌われることへの耐性はありますか?
私自身、もちろん誰かに嫌われたくはありませんが、すべての人に好かれることを目指すと、自分の本質が薄まり、結果的に自分を見失ってしまうと考えています。
占いの世界でも、「万人受けする発信をしよう」と考えると、当たり障りのない内容になり、誰の心にも響かないものになりがちです。
たとえば、タロットや九星気学、手相など、占いの手法自体は多くの人が扱っています。同じ占い師でも、似たような鑑定をする人は無数にいます。
しかし、どんな占いも、占い師自身の「個性」や「視点」があるからこそ意味を持ちます。
「やさしい占い師」だけでは差別化が難しい
正直に言えば、「優しく寄り添う占い師」は人気が出やすいです。特に、占いに頼る人の多くは心が疲れていることが多いため、優しく話を聞いてくれる占い師を好みます。
しかし、「優しい」だけでは埋もれてしまうのも事実。
「あなたの鑑定を受けたい!」と思われるためには、あなたの個性を前面に出すことが必要なのです。
どんなお客様を引き寄せるかを明確にする
占い師としてのブランディングにおいて最も大切なのは、「どんな人に鑑定を受けてほしいか」を明確にすることです。
例えば、
- 何でも人のせいにする人
- 自分の人生を他人に委ねようとする人
- 占いの結果に依存しすぎる人
- 自己成長する気がない人
こういった方をお客様にすると、お互いにとって良い結果にはなりません。
一方で、
- 自己責任の意識がある人
- 前向きに人生を切り開こうとする人
- 占いを「指針」として活用し、行動に移せる人
- 自分の未来に希望を持っている人
こういう方がクライアントなら、鑑定を通じて素晴らしい関係が築けるでしょう。
『嫌われる勇気』を持つことが、理想のお客様を引き寄せる
「誰からも嫌われたくない」と思うあまり、無難な発信を続けていると、結局誰にも刺さらないものになってしまいます。
占い師としてのスタンスを明確にし、
- どんな価値観を大事にしているのか?
- どんな人に鑑定を受けてほしいのか?
- どんな人とはご縁を結びたくないのか?
を発信することで、自然と自分に合うお客様が集まってきます。
「あなたじゃなきゃダメ」と思われる占い師へ
発信の目的は、「この人の鑑定を受けたい」と思われることです。
情報発信の際には、ただの占い知識のシェアではなく、
- あなたの考え
- あなたの人生観
- あなたの占いに対する向き合い方
を伝えていきましょう。
占いは「人」が行うものです。
その人の言葉や視点に共感するからこそ、鑑定を受けたくなるのです。
私自身、こんな人と繋がりたい
ちなみに、私自身はこんな人とご縁を結びたいと思っています。
- 自分の人生を自分で切り開こうとする人
- 占いを「気づき」として活用できる人
- 依存するのではなく、前向きに行動できる人
- 他人を責めるのではなく、自分を成長させようとする人
- 努力を惜しまない人
逆に、
- 自分の未来を占い師に丸投げする人
- 「当たるか当たらないか」だけを求める人
- 他人に依存し、自分で動こうとしない人
こういう方とは、残念ながらご縁を結ぶことはできません。
あなたの色を大切に
占いの世界は広く、たくさんの占い師がいます。でも、あなたの視点や想いは、世界でたったひとつのものです。
だからこそ、自分の世界観を大切にし、自分の言葉で発信をしていきましょう。
「誰にも嫌われないように」ではなく、「あなたと共鳴する人に届くように」。
それが、理想のお客様と出会うための第一歩です。